しばらくすると、手に握っていた携帯がブルブルと震えた。
それは勿論、太衣希からのメールで。
私は急いでメールの内容を確認した。
好きな人からのメールなら、誰だってすぐに確認してしまうだろう。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
明日の事だけど、どうせなら
会場まで一緒に行かないか?
亜華莉、方向音痴だし(笑)
______________
こんな彼からの他愛ないメールひとつでも、私は笑顔になれる。
そして今度は私が太衣希宛にメールを打つ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
方向音痴って...
もう!小学生じゃないんだよ!
場所さえ分かれば
ひとりでもちゃんと行けますー
まぁ、一緒に行ってもいいよ?
______________
そして送信ボタンを押す。
...いつも、送信ボタンを押してから後悔する事がある。
それは...。
『どうして、いつもいつもこんな可愛くない事を言ってしまうんだろう...』
それは勿論、太衣希からのメールで。
私は急いでメールの内容を確認した。
好きな人からのメールなら、誰だってすぐに確認してしまうだろう。
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明日の事だけど、どうせなら
会場まで一緒に行かないか?
亜華莉、方向音痴だし(笑)
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こんな彼からの他愛ないメールひとつでも、私は笑顔になれる。
そして今度は私が太衣希宛にメールを打つ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
方向音痴って...
もう!小学生じゃないんだよ!
場所さえ分かれば
ひとりでもちゃんと行けますー
まぁ、一緒に行ってもいいよ?
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そして送信ボタンを押す。
...いつも、送信ボタンを押してから後悔する事がある。
それは...。
『どうして、いつもいつもこんな可愛くない事を言ってしまうんだろう...』
