First Love ~初恋は幼なじみなんです~

すると、電話越しに彼が小さく笑う声が聞こえた。


『行ってあげる、って...随分と上から目線なんだな』

「別にいいでしょ!それよりも...明日試合なら太衣希、あんた早く寝なきゃ。...寝坊しちゃうよ?」

『ん、それもそうだな。じゃ、試合会場とかの事は後でメールしとくから』

「はーい。じゃ、おやすみ」

『あぁ、おやすみ』


会話を終えて電話を切る。

すると、少しの寂しさを覚える。