『たいき、あそぼっ!』

『あぁ、いいぜ。あかり、何して遊ぶ?』

『やったぁ♪えっとねぇ...』



小さい頃から『ずっと』一緒だった私達。


家が近いのもあって、毎日の様に一緒に遊んでいた。


それに、私の親の帰りが遅くなる時は、太衣希の家にお世話になる事もよくあった。



...あの頃の私は、いつも太衣希にベッタリで...。


私が小学校に入学すると、登下校の時も必ず太衣希と一緒に居るようになった。



一緒にいるのが当たり前の様になった私達は、いつしか兄妹のような関係になっていった。



私の中で、君は『お兄ちゃん』という存在になっていったんだ...。