移動したベンチでは、体育座りをして、頭を下げて、髪で顔が見えないようにした。
そうして間もなく、複数の単車に乗った人たちが公園へやって来た。
ブゥゥン!!!
ブォーン!!!!
近づくと、耳を塞ぎたくなるほどの地鳴りのような大きなバイクのマフラー音とエンジン音
「おい!ついたぜー!!」
「疲れたな!」
「ははっ、やっぱ夜中に走るのは気持ちいいな。」
聞こえてくるのは、三人くらいの男の大きな話し声。
頭を下げているから、様子は見れないけど、声だけだと人数はそう多くないようだ。
はぁ…
早く出て行ってよ。
どうか、見つかりませんように。
そう願って目をきつく閉じた

