「志?」 …彼を呼ぶ、切なげな女の声。 綺麗な顔を寂しそうにゆがめる志の寝顔を、涙を流した那はまぶしそうに見つめていた。 そして、彼の寂しさを汲み取るように、那はそっと志に口づけをした。 「んー…」 志の顔は穏やかになっていた。