「え」 あるはずが…ない。 でも一瞬、見間違わないほどはっきりと鏡が存在した。 しっかりと志を映していた。 怖かった。 夢といい、鏡といい わけのわからないことが怖かった。 「なんなんだよ…」 震える手でドアを開けた。 震えは止まらなかった。