それから那の部屋で愛を確認するように、お互いを求め合った。



那の不安はまだ消えないけど、志が那を求めるときの声に嘘は見えなかった。



肌と肌が触れ合っている状態で、那は考えた。




…志の横顔を見て






いずれ離れなければならないのなら、まだいいじゃないかって。





志をいずれ傷つけることになるのなら、先延ばしにしたっていいじゃないかって。






…神様ごめんなさい。



すっかり暗くなった外を眺めて、神様に謝罪をした。