「言い方が酷いな。俺は緩奈さんと二人でこのベットに寝ようとしたのに、君が潜りこんできたんでしょ?」
「兄貴がただ寝るだけなんて、そんな事できるわけないだろ」
ひー。たった一日のうちに何が起きてしまっているの!?
「あの、御迷惑をおかけしました」
「全くだ」
「役得。役得」
どちらの言葉も信じられなくて、ベットから飛び起きると深々とそのままベットに頭を付けて謝罪した。
「本当にすいません」
「はは。別に食べたわけでも食べられたわけでもないんですし、気にしないでいいよ。ほら、紅茶、冷めちゃいますよ」
「塚本事務長だな。月曜、注意しといてやる」
二人の全く気にしていないという体も気になるけれど、笑って流してくれて良かった。
初めて男の人の部屋に来たのがまさか泥酔して記憶がないとか。
しかも会社の御曹司とか。
本当ならば大失態だと思うんだけど。



