あれから紡さんはすぐに帰って、カラオケ、ビリヤードと引きずりまわされた私は、途中から記憶がなくなるぐらいはしゃいだ気がする。
一番年齢が若いはずの私が、一番早くギブアップしていた。
「あれ? 貴方の家ってどこだったかしら。まあ、いいや」
そんな塚本さんの言葉を、最後に私は意識を手放したような気がする。
あああ。下品なお酒の飲み方だときっとあの二人なら呆れてしまうだろう。
二杯しか飲まなかったのに、自分ったら本当に――。
「服脱がせていーか?」
「うーん。それはちょっとセクハラじゃ済まされないよね」
「セクハラの時点で済まされてねーよ。けど、スーツが皺になるだろ」
んん?
白いカーテンが揺れている。
ゆらゆら揺れる床には――暖かそうな日差しが入って来て反射させている。
「スーツぐらい俺が買い直してあげます」
「無駄使いすんな。また自腹で宝石買ってきたくせに」
「緩奈さんに似合いそうな色だったから」
んん。私の話?



