嘘つきシンデレラガールと二人の偽王子!?



「お前と兄貴の婚約は、まだ社員には内緒なのか」
「……内緒というか」

新さんのスランプ脱出のための嘘だとまだバラせないのか聞いていなかった。
というか最近は副社長室からこちらにやってくるのも少なくて会話らしい会話をしてないかも。

「そんなのはもう少し話し合えよ。お前ら」
「そうですね」

やはり後に後に回すのは良くない。
二人に流されてばかりでイマイチ自分が分かっていないんだ、私は。

「せっかくの弁当が冷めちまったな」
「そうですね」

「お前はソレしか言えねーのか。あともう少し上手くあしらえよ」

『あの人たちは新さんの近くにいるから私が気にくわないんですよ』
と言えたらどれだけ楽か。
どうせ何をやってもやらなくても彼女たちは私が面白くないんだろうし。

「そうですね」
「ほらまた」

「彼女たちより仕事を頑張って、馬鹿にされないように精一杯努力します」

それしか今の自分にはできる事はないのだから。
取り合えず、仕事が終わらなかったら事務に回すという根本から変えてもらいた