「ただいま~」



「兄ちゃんお帰り~!!」



部活を終えて家に帰ってくると、弟の大樹がリビングから走ってきた。

そして、荷物を持ってくれる。



「ありがとな、大樹」



俺はそう言って大樹の頭を撫でる。

大樹は嬉しそうに笑う。

お風呂に入ってリビングに戻る。

エアコンが効いていて涼しい。



「はぁ、母さん腹減った~」



そう言ってドカッとソファに座ってテレビをつける。



「もうすぐご飯だけど、何か軽く食べる?」



「あぁ、食べる」



そう言うと俺はソファに寝転がった。

ちょうどエアコンの風があたって気持ちいい。

すこしうとうとし始めたころ…



「あのね、今日真子ちゃんすっごい可愛かったんだよ!」



大樹がそう言いながら俺のソファの下に座った。