ピーンポーン
啓太の家のチャイムを鳴らす。
「は~い」
中から啓太のお母さんの声がする。
「真子だよ!」
「あら、真子ちゃん!どうしたの?」
おばさんがニコニコしながらそう言う。
「あの…おばさん、浴衣着せられる?」
あたしがそう言うと、おばさんは
「もちろんよ!」
そう言ってあたしを家の中に入れてくれた。
それからは早かった。
浴衣を着るのに必要なものをパパッと用意してくれて、あっという間に浴衣を着せてくれた。
「おばさんすっごーい!!」
あたしは感激してくるくると回る。
「あ、ついでだから髪の毛もやってあげるね」
そう言って、おばさんはあたしの髪をお団子にしてくれた。
ついでにちょっとお化粧もしてくれた。
そして、
「これ真子ちゃんにあげるね」
そう言って可愛い白いお花の髪飾りをあたしのお団子につけてくれた。
「え?いいの?」
あたしがおばさんにそう聞くと、
「私、もう浴衣着ないから真子ちゃんが付けてくれたらうれしいな」
そう言って、あたしの前髪を横にそっとピンでとめた。

