「あ、忘れてたけどはい!」
そう言って隼人くんがあたしにカーディガンを渡してきた。
結局ずっと持ってもらって走ってたんだった。
あたしはそれを受け取った。
ちょうど汗が冷えてきたとこだったからそれを羽織った。
「真子先輩、いたなら起こしてくれればよかったのに」
そう言って笑う隼人くん。
「だ、だって…気持ちよさそうに寝てたから」
あたしがそう言うと隼人くんはにっこり笑って、
「えへへ、でも僕、先輩のそういう優しいとこも好き!」
そう言ってフワッと笑う。
それを聞いてあたしの顔は真っ赤になった。
隣で隼人くんがクスクスと笑ってる。
恥ずかしい!!
そんなこんなであっという間に家に着いてしまった。
「送ってくれてありがとね」
あたしがそう言うと隼人くんはニコニコ笑う。
「じゃ、明日また学校でね!」
そう言って走り去って行った。
なんだか隼人くんに振り回されてばっかりだな~。
そう思ってふふっと笑った。

