「真子、ちょっとこれ味みて!」
こうやって2人の時は名前で呼ぶこと。
これはまだ慣れない。
「う、うん」
あたしは隼人くんのところに行った。
「ポテトサラダなんだけど、味濃いかな?」
そう言ってスプーンですくったポテトサラダをあたしの口元に持ってくる。
あたしはそれをぱくっと食べた。
「ん、美味しい!ちょうどいいよ」
そう言うと隼人くんはにっこり笑う。
「へへ、良かった」
その時、
「おいおい、なに朝からリア充してるんだよ」
ニヤニヤ笑いながら賢一さんがやってきた。
そう言われてさっきのことを思い出す。
そして、あたしの顔は真っ赤になった。
「いいだろ!?付き合ってんだから!」
隼人くんも少し顔を赤くしながら賢一さんに言う。
そう言われてあたしの顔はさらに赤くなる。
それを見て、賢一さんもさらに笑った。
そしてお昼過ぎ。

