「浮気もダメだかんな、真子」
そう言ってあたしの腕を引っ張り、チュッとおでこにキスをした。
いきなりのことであたしの顔は真っ赤になる。
おでこにキスされたのもそうだけど…
「い、いいいい今真子って…」
真子って言われた!いつも先輩って言ってたのに!
あたしがそう言うと隼人くんは頬を赤くさせた。
「2人の時はそう呼んでいいでしょ?付き合ってるんだし」
照れながらそう言う。
そうか、あたしたち恋人なんだよね?
そう思うと、自然と笑みがこぼれる。
「だから俺のことも、隼人って呼んでよ」
そう言ってあたしを見る。
そんなに見つめられたら恥ずかしい。
でもじーっとあたしを見てる隼人くん。
これは言わないと家に帰れない雰囲気…。
あたしは意を決して口を開いた。
「は、隼人…」
そう言った…けど。
「くん!」
やっぱり言えないよ~!!!
目の前で隼人くんはケラケラ笑ってる。
なんだかからかわれた気分だ。
「まぁ、時間はたっぷりあるし。いつか呼んでよね、まーこ♪」
笑って言われて、またあたしの顔は赤くなる。
当分慣れなそうです。

