「赤だよね!?おーわりっ!」
秋がそう言って最後の1枚を出した。
く、悔しい。
「あっ!ウノ!」
次に真子がそう言う。
マジかよ!もう終わりかよ!
俺は自分の持っているカードを見る。
あいにく、真子の手持ちを増やすカードはない。
って言うことは、ここで真子が持ってるのと同じ色と数字はダメ…。
真子をチラリと見る。
すると真子は俺を見てニッコリと笑う。
どれだ~?真子の持ってるカードじゃない色…。
もうこうなったら一か八かだ!
「これでどうだっ!」
俺は考えて考えて、青の8を出した。
すると真子はニヤリと笑う。
「ふふ、おわり♪」
そう言って真子は緑の8を出した。
「うわ!サイアク~」
俺は布団の上に寝転がった。
「啓太が8出してくれてラッキーだったよ」
真子がUNOを片づけながら言う。
くっそ~悔しい。
俺はそんな悔しい気持ちのまま布団に入った。
そして疲れてたからかすぐに夢の中に入って行った。

