「あははっ!治って良かったね!あ、これ隼人くんの」



あたしは作った合鍵を隼人くんに渡した。



「ありがとう!ってなにこれ!!」



隼人くんにももちろんあたしの作ったキーホルダーが付いている。



「かわいいでしょ?賢一さんはクマさん。隼人くんは犬、そしてあたしはウサギ~」



そう言って自分のカギに付いてるキーホルダーを見せる。

洋服にはちゃんと隼人のH、真子のMも入ってる。



「うわ!まじ嬉しい!真子先輩ありがと!!」



そう言ってキラキラした目線を送ってくる。

その時、



「おい、お前ら、そろそろ行かないとヤバイんじゃないか?」



賢一さんのその一言で2人ともハッとした。



「えっ!もうこんな時間!?先輩の家からだとギリギリじゃん!」



「ホントだ!隼人くん行こう!!」



あたしと隼人くんはバタバタと家を出て行く。



「2人とも気をつけて行けよ~」



賢一さんが玄関で手を振ってくれている。



「わかってるよ!!」



「行ってきまーす!」



そうして駆け足で学校まで行ったのだった。