かわいい後輩



バンッ!



「一本!勝者、青」



あたしは県大会で優勝したのだ。

でも…



「おい!中野!!」



「大丈夫か!?」



その声を聞いて振り返る。

そこには中野さんがまだ倒れていた。

あたしも急いで駆け寄る。

すると、中野さんは右足を押さえて痛がっている。

すぐに担架と保健員の人がやってきて、中野さんは病院へと運ばれた。



「お前のせいじゃないからな」



トロフィーを持って歩いていると、コーチの斉藤さんがあたしに言う。



「コーチ…」



「お前の技はすごかった。中野がうまく受け身を取れなかっただけだ。気にするな!」



そう言ってあたしの背中をポンと叩く。



「…はい」



そう言われて少し元気が出た。

でも次の日…



「あなたが七海真子さんね?」



学校から帰るとき、門のところにいた女の人に呼び止められた。

歳は40歳前半くらい。



「はい、そうです」



そう答えるとその女の人はあたしをギロッと睨む。



「…あんたのせいで…」



そう言ったと思ったらいきなりあたしに飛びついて来た。

そして、