「ちょっとヤキモチ妬いた」
フイッとそっぽを向く隼人くん。
ヤキモチ?え?どうして?
訳が分からず、首を傾げる。
すると隼人くんがこっちを見ずに口を開いた。
「だってさ~知らないうちに兄貴と会ってたし、連絡だって交換してたし…」
ちょっといじけてるような声を出す隼人くん。
それを見てあたしはなんだか隼人くんが可愛く思えた。
そして心臓がキュンってなった。
隼人くんの肩をポンポンと叩くと隼人くんは振り向いた。
あたしは人差し指を突き出して隼人くんのほっぺをつついた。
「引っかかった!」
たまに啓太にされるイタズラを隼人くんにもしてみた。
ヘヘっと笑うと、いきなりグイッと隼人くんに腕を引っ張られた。
そして気づくと抱きしめられていた。
驚いて固まっていると、耳元で隼人くんはつぶやいた。
「…先輩はずるいよ」
そう言ってさらにギュッと抱きしめる。
「俺ばっかり…ドキドキさせられる」
隼人くんは小さな声でそう言う。
少し、切なそうな声。
そんなことないのに。あたしだっていつもドキドキさせられてる。
そう言おうとしたら急にガバっと隼人くんが顔を上げた。
そして

