「あ、でも似てるとこもありますよ」
目の前に座る賢一さんにそう言った。
すると賢一さんが首を傾げた。
「ん?どこ?」
あたしは賢一さんと隼人くんを見て微笑んだ。
「笑ってるとこです」
そう言うと賢一さんも隼人くんも目を見開いた。
そして賢一さんは照れたように頬を掻いた。
「そんなこと初めて言われたよな、兄貴」
そう言って隼人くんはお皿を目の前に置いた。
そこには、とっても美味しそうなビーフシチューが。
しかもご丁寧に生クリームまでかけられている。
「うわっ!!おいしそう!!」
「僕、真子先輩の為に昨日から頑張って作ったんだよ!」
隼人くんがそう言いながら席に着く。
気づけば色とりどりのサラダまできれいによそられている。
「これ、隼人くんの手作り!?すごいっ!!」
あたしはこんな手の込んだものなんて作ったことない。
「隼人の特技は料理だもんな」
そう言って笑う賢一さん。
「えへへ、ほら、冷めないうちに食べて!」
「うん!いただきます!」
隼人くんに急かせれて、スプーンでシチューをすくう。
そして口の中に入れた。
「んん!!美味しい!!」
ヤバイ!なんだこれ!美味しすぎる!!
ほっぺたが落ちそう!!
あたしは目を見開いて驚いた。
「よかった~」
隼人くんがあたしを見ながらにっこり笑う。
それから3人でいろいろ話したりしてたらあっという間に時間が過ぎた。
もうあたりは暗くなり始めている。

