涙音〜あの日崩れたもの〜

「ねぇ…一華…ちょっとさ、相談したいことがあるんだけど…」

放課後になり、実伽が私のとこに来て小声でそう言ってきた。

「どうしたの?なんかあった?私でよかったら聞くよ?」

「ほんと!?ありがとー!」

学校だと嫌と言ったので近くのファミレスで話を聞くことにした。

「で?何があったの?」

そう聞くと、実伽は照れながら話し始めた

「じ、実はね…好きな人ができたんだ…」

「え、ほんと!?誰!?」

意外だった…そんな素振りなかったのに…

「えとね…拓也なんだけど…」

さらに驚いた。まさか、拓也が好きなんて
ゆずのことが思い浮かんだけど、あの2人付き合ってるわけじゃないしね、

「応援するよ!頑張れ!」

「うん!ありがと!」