腐れ縁と好きの境界線


つい見とれてハッとした。
そいつも男になったんだと、思い知らされた出来事だった。

ついつい視線を外してしまう。
終いにはコレだ。

「ばーか。冗談きついよ」

本当に可愛くないよね、私。

そいつは「だよな」なんてハハて笑った。

その表情は見ていない。
そっぽを向いて居たから。

そいつがどう思ったのかも、
私には分からず終いだ。

「んじゃ、帰るかー」

気がつけばいつも通り。
「だね。夕飯何かなー?」なんて、なんて事無い会話を続けて帰った。