御互いで御互いの顔は見ない。
ただ空を眺めるだけの謎時間が流れた。
気づいたら、私はポツリとぼやいていた。
「これで、この腐れ縁ともオサバラだな」
って。
幼稚園に入園してからと言うもの、小中とずっと一緒だったそいつ。
母親が同級生だったこともあって、仲が良く よくW家族で遊びに行ってた。
けど高校は別々。
私は東京の公立、そいつは地元の公立。
仲良くしない訳ではない。
けど、腐れ縁もこれまでと言うことだ。
そいつは短く「あぁ」なんて答えた。
そいつはそいつで酷く冷めている。
けれど私達にはそれでちょうど良い。
けどちょっとは寂しくもある。
この時の私はそう考えていた。
