「おう!」

ケーキ屋さんの洋風なドアを開けると、綺麗なベルの音のお店中に響き渡った。

「素敵なお店でしょ?」

「だな。」

お店の色には、白とミントグリーンが主に使われていて、すごく綺麗。

「望美?降ろすよ?」

「あ!うん!!」

悠はテーブルに着くと、優しく椅子に降ろしてくれた。

私達が席に着くと同時に、バタバタと足音が聞こえた。

「のぞちゃーん!!」