ある日、サークル仲間で飲み会をした後、酔った僕を家に送ると言って、先輩が部屋まで付いてきてくれることになった。
玄関まで来たとき、僕はノートのことを思い出した。流石に大学生になって交換日記をしていると思われたら恥ずかしいと考え、少し片付けさせて貰えるよう言った。
『女じゃないんだから、別に本を隠すこたないだろ。』
と、先輩は笑いながら言った。心でそっちの本じゃないんです、と返事をしながら、笑って時間を貰った。
とりあえずノートを隠し、二つでたままのコップを片付けてから、先輩を部屋にあげた。
『ふ~ん、片付いてんな。女の部屋みてぇ』
そう言いながら先輩は部屋をぐるっと見渡した。つくづく先輩の感の良さに驚いた。部屋の片付けは最近彼女がしてくれていたからだ。
歩いているうちに酔いは醒めてきていたので、先輩は部屋で飲みなおしだ、と張り切っていた。あまり酒を飲まないので、ビールが一缶しかなかったが、それを先輩に渡した。自分は烏龍茶をコップにとった。
まだほてる体に冷たい烏龍茶は美味しかった。先輩は旨そうにビールをのみ、プハッと一息ついた。
とりあえずテレビをつけ、まったりとしていた。テレビをみながら適当に話題を出しては笑っていたが、先輩は時々部屋のあちこちを見ていた。そんな珍しいものもないのに、不思議に思ったが、やがてビールを飲み終えた先輩は帰ることになった。
玄関まで見送りにでて、お礼を言うと、先輩は笑顔で返事をくれた。
『いやいや、中々楽しかったよ。そちらの彼女にもよろしくな。』先輩は部屋の開いたままのドアを指さして言った。そこには何も見えず、ただ部屋の明かりが暗い玄関側を照らしていた。
玄関まで来たとき、僕はノートのことを思い出した。流石に大学生になって交換日記をしていると思われたら恥ずかしいと考え、少し片付けさせて貰えるよう言った。
『女じゃないんだから、別に本を隠すこたないだろ。』
と、先輩は笑いながら言った。心でそっちの本じゃないんです、と返事をしながら、笑って時間を貰った。
とりあえずノートを隠し、二つでたままのコップを片付けてから、先輩を部屋にあげた。
『ふ~ん、片付いてんな。女の部屋みてぇ』
そう言いながら先輩は部屋をぐるっと見渡した。つくづく先輩の感の良さに驚いた。部屋の片付けは最近彼女がしてくれていたからだ。
歩いているうちに酔いは醒めてきていたので、先輩は部屋で飲みなおしだ、と張り切っていた。あまり酒を飲まないので、ビールが一缶しかなかったが、それを先輩に渡した。自分は烏龍茶をコップにとった。
まだほてる体に冷たい烏龍茶は美味しかった。先輩は旨そうにビールをのみ、プハッと一息ついた。
とりあえずテレビをつけ、まったりとしていた。テレビをみながら適当に話題を出しては笑っていたが、先輩は時々部屋のあちこちを見ていた。そんな珍しいものもないのに、不思議に思ったが、やがてビールを飲み終えた先輩は帰ることになった。
玄関まで見送りにでて、お礼を言うと、先輩は笑顔で返事をくれた。
『いやいや、中々楽しかったよ。そちらの彼女にもよろしくな。』先輩は部屋の開いたままのドアを指さして言った。そこには何も見えず、ただ部屋の明かりが暗い玄関側を照らしていた。

