どうしよ…ドキドキする…

また、やだとか言われたらどうしよう

れんくんとは同じクラスだから、れんくんが帰るまで待っている

ガタッ

あ、れんくんが帰ろうとしてる!

「れ、れんくん!」

私がそう言うとれんくんは、こっちを向いた。

「…何?」

「あ、あのさ…今から…どっか出掛けない?」

そう言うとれんくんは黙ってしまった。

沈黙がつらいよ……やっぱりダメかな?

「あ…嫌だったら[…いいよ]えっ?」

「だから、いいよって」

やばい…ほんとに嬉しい…

「ほら、行くよ、」

「うん!」