大きな猫に拾われた私



「紫ノ空か。いい名前だな」




その言葉を聞き、顔を上げた。




目が合うと実樹はくしゃっと笑った。




(…笑ってるの?)




不思議そうな顔で見つめていると、思いがけない言葉が出た。