大きな猫に拾われた私


暗くてよく見えないが、確かにあった。でも、なんで…




《…中にロックが必要なんだろ…》




その疑問を持ったのが分かったのか、実樹さんは口を開いた。




[これさ、貰いもんって言ったのは、合ってるんだけど、元々これは、俺の為にある奴が作ってくれたモンなんだよ…]




その時のことを思い出してるのか、優しく触る感じがどこか淋しげだった。