大きな猫に拾われた私



(しかも、この体勢、実樹さんの顔が見えないから、今実樹さんがどんな顔してるか分かんないから、すごく怖い…)




そんな風に思っている紫ノ空をよそに、実樹はある決心をした。




シーンとなった部屋に最初に口を開いたのは…




「…実樹さん…?…私。もう大丈夫…なので…」




"離してもらっていい…ですよ…?"とか細く照れの入った声が耳に入て、実樹は我に返った。そして、自分の腕の中からゆっくり離した。