大きな猫に拾われた私



上りきったところで、思いっ切りドアが開いた。それと同時に聞こえたのは、いつも聞き慣れている声だった。




―ガンッ




「紫ノ空ッ!!!!」




その声に、先程までに震えていた体が治まった。だけど、体が思うように動けないでいると、頭上から光が入った。




―ガチャン




光の先に見えたのは、心の中で何度も何度も呼んだ人。