大きな猫に拾われた私


男達は、早々に部屋を出て、
足音はだんだん小さくなった。
気付けば、部屋は静まり返ってた。




でも、紫ノ空は動けなかった。




どれだけそうしていたのか分からない。




ーガンガンガンガン




今度は階段を1段飛ばすように、上ってくる足音が聞こえた。




(…もうやだッ。実樹さん。たすけて…)




そう切実に願った。