大きな猫に拾われた私



今度は私が先に口を開いた。




「…これを実樹さんに買って来て欲しいと言うのは、どうかとも思ったし、実際に実樹さんが買うとなると…」




そんな私の言葉を読み取ったのか。
私の頭に手を置いて、ポンポンとした。
そして、口を開いた。




「…ごめんな。気付いてやれなくて。次から気をつけるから。」




そのまま来た道を戻り始めた。