大きな猫に拾われた私



遠くの方から、実樹さんらしき人が、こちらに走って来るのが見えた。




(…!?…うそ。何でこんなに帰ってくるの早いの…)




目の前まで走ってきて。息を切らした実樹さんが、怖い顔で睨む。




(…怖くて目が合わせられない…)




真っ先に口を開いたのは…




「…お前何してんだよっ!俺が外に出るなって言ったの聞いてなかったのかよ!」




すごい迫力で。
ここまで感情を表に出した実樹さんを、
見るのは初めてで、驚いた。