大きな猫に拾われた私



「え!?あの!」




戸惑いを隠せず、思わず立ち上がり、その背中に呼びかけた。




呼びかけに足を止めて、こちらに顔だけ振り返った。




少ししかめっ面しながら、口を開いた。




「置いてっちまうぞ!紫ノ空!」




何故か、その人の方に体が向かって行った。




それが、私とこの人との出逢い。