10月になって、1週間ぐらい過ぎた頃。 俺が麻里を避け始めて、1月半ほど経った。 そんなある日。 学校が終わった放課後。 一緒に帰る隼多の口から、思いもよらぬ言葉が出た。 「麻里、彼氏できたって」 麻里に…彼氏…? 俺の思考回路は、一気にストップした。 「3つ年上でさ、働いてる人らしい」 隼多の口調は、心なしか重かった。 麻里の彼氏について、いろいろ説明を加えてくれる。 けれどそんな話も、右から左に抜けるだけ。