幼なじみ物語*番外編



その日からも俺は、麻里と上手く話せなかった。


隼多と話した日から、何度も話そうと頑張った。

けど、麻里の目が俺を見ると、

胸がドキドキして思わず視線を逸らしてしまう。

体だって勝手に逃げちまう。


俺、本当にかっこ悪い。


ただ、麻里が好きなだけなのに。

好きって気持ちはこんなに大きなものなんだって、

俺は初めて知った。


麻里を避けるようになってから、

俺と麻里の距離は一気に広がった。

あんなに近かった距離が、今はこんなにも遠い。