「隼多、帰ろうぜ」

「…無理!!!」


…………は?


その日の帰り、

俺はいつものように隼多に声をかけた。


すると、隼多のやつ

意味不明な断り方しやがった。

無理?
なんで?


「俺、今日から唯香と帰るから!」

「はぁ~?」

「お前は麻里と帰れ。なっ」


そう言って、笑顔で瀬名と教室を出て行った。

あいつ…
明日覚えとけよ…。