次に麻里が、残った指輪を手に取る。 それを、俺の左手の薬指に嵌めた。 小さな麻里の手が、なんだか愛おしく思えて。 俺も嬉しくなって、笑った。 牧師様が俺たちの手を重ね合わせた。 そして、祈りを捧げ、結婚の宣言をした。 俺は、麻里のベールに手をかける。 そっと後ろにベールを流す。 麻里の顔が、鮮明に見えた。 『誓いのキスを』 牧師様の声で、麻里の頬に手を添えた。 微笑み合う俺たち。 俺が顔を近付けると、麻里はそっと目を閉じた。 それを見て俺は、麻里の唇にキスをした。