昼休みのキミ 【短編】






「今日もそのシリーズ本
読んでるんだね」




喜びの余韻に浸っている私に
彼は再び声をかける






「あ……う、うん」



彼がせっかく話しかけてくれるのに
こんな淡々としか返事を返すことが
できない私





なんでもっと気の聞いたこと
言えないんだろう……







「俺もこのシリーズ好きだから
よく読んでるんだ。
愛里紗ちゃんは知ってるよね?」


もちろん知っている