ボコッ ボコッ グハッふ
狭い路地で聞こえる音。
男6人相手に戦っていたのは黒のパーカの小柄な人であった。

この街には猫のように夜の街に静かに現れ、悪を退治する…そんな存在がいた。
男なのか女なのか…素顔を見たものはおらず、正体を知るものもいない。
喧嘩している姿は雪のように冷たく軽やかで、桜のように美しい…そんな姿からいつしか人は’’冷桜’’そう呼ぶようになっていた。

分かっているのは黒髪に赤メッシュのショートヘアであること…
一体何者なのか…

今日も夜の街で冷桜は華麗に舞っていた。


初作品なので誤字脱字あるかもしれません!