**宝石姫と狼王子**

清掃も終わり、帰りの準備をして昇降口に向かった。


ピロリン♪


LINEの通知音がしたので見ると、千鶴から。


『わりぃ!今日は用事あるから先帰っててくれないか?』


一緒に帰れないのか…。


少し残念に思いながら昇降口を出た。


すると、目の前にスッと影ができた。不思議に思って視線を上げると…


柊「ちす…」


桐生くんがいた。なんだろうと首をかしげると。


柊「今日は本当に悪かった。あんなこと…」


わざわざ改めて謝りに来るなんて、どこまで律儀な人なんだろう…。


不良だよね?この人…。


柊「なんか、俺にできることねぇか?何でもいいんだ。今日のお詫びしたくて」