**宝石姫と狼王子**

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講義室の前に立つ。


ここに銀狼がいる…。


扉に手をかけて静かに開けた。


夕「あ!先輩やっと来た〜!」


要「わざわざ来てもらってごめんね?でも、とっても大事な話だから…さ」


クスリと笑っていう久遠先輩は、ごめんと言いながらも全く悪いと思っていない様子。


武虎「すまんな…。俺は止めたんやけど…」


佐野君はそう言って眉毛を下げた。


止めた…?



智也「というか何でこんな事になったんだ。俺は何も聞いてないぞ…。」


珍しく不機嫌そうな相田先生はこの自体をよく把握していないようだ。


彼らの言葉が全く繋がらない。


そしてもう1つ気になる事があった。