**宝石姫と狼王子**

………えっ。


「本当に羨ましいよぉ〜////」

「姫って事は桐生様とっ!/////」

「でも2人ならお似合いよね!」

「確かに!超絵になる////」


……何を勝手な事をっ!


ガタッ


私は席を立って千鶴のクラスへ走った。


あの紙は廊下にも貼られていた。1枚を乱暴にはがして5組の扉を開ける。


千鶴「彼方!?どうした!珍しく慌て…て」


私の手元にある紙を見て言葉が途切れる。


バンッ


私は紙を千鶴の机に叩きつけた。