**宝石姫と狼王子**


沙良「だってお見合いしろって言うのよ!?嫌に決まってるじゃない!」


凪咲「お見合い?!」


千鶴「べっつにいーじゃねぇか!結婚しろって言ってるわけじゃねぇんだから…」


小春「確かにー。それでわざわざ日本に来るとか、どんだけ嫌なのー」


凪咲以外はあきれモード。


千鶴「てかお見合いとか。おじさん達、急に何考えてんだよ…」


千鶴は沙良と親戚同士で、沙良の両親のことをよく知っている。


沙良「急なのはいつもだけど…。今回は本当に意味がわからないわ…!」


綺麗な顔をしかめながらこちらへ向き直り


沙良「だから!しばらく泊めて!お願い彼方‼︎」


パンッと手を合わせてお願いをしてきた。


私の親友が今日、全員ここに集まった。


これも何かの縁かな…。


一つため息をして うなずくと沙良は顔を輝かせた。