**宝石姫と狼王子**

料理を並べ終わり、全員が決まった位置に座る。お客さん用のお茶碗とお箸は私以外の3人に使った。


「新しく買いに行きたいね!」


凪咲の言葉に千鶴と小春がうなずく。


「何で小春さんもうなずくの!?」


なんとなく嫌な予感がした。


「え?だって私も、ここに住むもの!」


予感は大正解だったよう。


「えぇ!?」
「はぁあ!?」


凪咲と千鶴の声が響く。


「だって思った以上に良い所だったからー。私も住んじゃお!って思って〜」


「んなもん初耳だぞ!?」


千鶴の言葉に「え?だって今思いついたんだもん」と小春は当然のように言った。


相変わらずぶっ飛んでいる。