**宝石姫と狼王子**

次の日、会話用のメモを切らしていた事に気づいた。


「もうスマホのメモでやったらいいんじゃない?」


凪咲がそう言うのでこれからはそうする事にした。


書いた方が早いんだけどなぁ…。


2人分のお弁当を包んで片方を凪咲に渡す。


「ありがとう!これから毎日お姉ちゃんの美味しい料理が食べれるなんて、食べ過ぎで太っちゃいそう…。」


困った様に笑う凪咲を送り出して自分も学校へ向かった。