ガラッ
教室の戸が開くと4人の男子がぞろぞろと入ってきた。
左から茶、銀、ピンク、紫の派手な頭髪。茶髪の人の左隣に佐野君が立つと、さらに派手さが増す。
目がチカチカする…。
ふと茶髪の人を見る。
え。相田先生?
よく見るとそれは相田先生だった。先生は私が少し目を見開いたのを見て、優しく微笑んだ。
「生徒じゃないけど一応、銀狼の副総長やってる。よろしくな」
確かに初めて見た時は派手な先生だと思っていたからすごく驚く事でもない。
茶髪で背が高い。185くらいはありそうで、爽やかだがどこかヤンチャで悪いイメージだった。
不良校の先生も不良なのかと思っていたが、とても気さくで良い先生だった。
まぁ結果不良みたいだけど…。
