「先輩!おはようございます!今日も麗しく…………?どうかしました?」
俺は家の玄関を静かに閉めた。
で、もう一回勢い良く開けた。
「おはようございます!先輩!開けたり閉めたり、コントですか?先輩ったら!朝から受けを狙わなくていいんですよ!」
白い歯を覗かせて、由香は俺のうちの玄関の前に、いた。
当たり前かのように立っていた。
「なぜ、家がわかった?」
二マリと笑う。
「昨日、ストーカーしたからです!人生で初めて、好きな人にストーカーしてしまいました!」
「俺も人生で初めて、ストーカーされたよ!しかも、昨日確認したのに!」
朝から由香と登校した、俺。
始業式の翌日から由香と登校することになった、俺。
…………頑張れ、俺。
