図書館を出ていった俺は、屋上へと向かった。 『藤原先輩の心を奪っていってくれたら…』 ついつい出てしまった本心。 あの時の乃愛の顔、困ってたな。 …当たり前か。 そんなこと言われても、迷惑なだけだよな…。 屋上につくと、フェンスにガシャンともたれかかる。 もう引かねぇから…なんて言ったけど 藤原先輩の事が好きだと思わされるたび、もう引き返したくなる。 いつからこんな臆病になったんだよ。俺は。