好きになっちゃダメですか?




「んなわけねぇだろ」



返ってきた言葉は、驚く程低い声で。




「俺は…お前が思ってるほど軽い気持ちじゃない」




そう言いながら、一歩一歩近づいてくる。




「バレたからには……もう、俺は引かねぇから」




そう言われた時、あたしの背中は壁に引っ付いていて。




あたしの心臓は、ドキンと高鳴った。




「覚悟しとけ」




それだけ言うと、あたしの目の前から去っていった瀬川。